はやぶさ2のこと

2011/12/11 23:12 に Tohru Takahashi が投稿   [ 2011/12/12 0:54 に更新しました ]
 「はやぶさ2」の予算が圧縮されると報道がなされている。これに対して,「はやぶさ」のプロジェクトマネージャだった川口淳一郎氏が異を唱えている

同氏のwebから一部を引用させていただくと,
小惑星を探査することは、地球を理解することつながる。実は、大地震を起こすプレートの運動をドライブするメカニズム、
その理解にも通ずる。また地球の温暖化の鍵となる二酸化炭素の起源を理解すること、生命の進化を育んできた環境を
理解することに通ずる。だが、イトカワの探査は後者にはまったく答えてくれない。我々の水と有機物に覆われた環境の
起源と進化を探ることが、はやぶさ-2の目的である。まったく異なる天体(C型小惑星)を探査し、試料を持ち帰ろうという
計画なのである。小惑星ちは小さな天体の総称。C型小惑星はまさに未知の天体なのである。政府・与党の意見には、
はやぶさ-2 に科学的な意義を見いだせないというものまであったという。まことに信じがたいことである。」
とのことだ。

「はやぶさ2」による探査は,大地震のメカニズムや地球温暖化の理解にも通ずるという。非常に,有意義かつ重要なミッションに思える。
それと同時に,「小惑星から石を持って帰るだけでそんなことがわかるのだろうか?」という疑問も生じた。

そこで手っ取り早い方法としてJAXAの「はやぶさ2HP」と「はやぶさ2プロジェクトHP」を覗いてみた。
HPの性格から考えて,「はやぶさ2」の意義や(ある程度の)到達可能性が素人にも分かるように書かれていると思ったからだ。
ところが,私には前述の川口氏の説明の詳細どころか川口氏の言われている重要な意義もくみ取ることができなかった。
もちろんそれらしいことは書かれているのだが,それに引きつけられ,さらに調べてみようという気はなかなか起こらない。
また同じところに,宇宙開発委員会における報告も掲載されている。こちらはより詳しい記述なのだが,私のような素人には
結局のところ,どんなにすごいことが分かるのか,すっきり飲み込めた気分にはならない。

「政府・与党の意見には、はやぶさ-2 に科学的な意義を
見いだせないというものまであったという。まことに信じがたいことである。」

ということだが,「はやぶさ」の感動ではなく,「はやぶさ2」の科学的意義を十分に国民(=政府)伝えることが
できているだろうか。

こんなことを書いたのだが,もちろん他人事ではない。「はやぶさ」や「はやぶさ2」より分かりにくく見えにくい
素粒子物理学の意義を伝え,理解を得るにはどうすればよいか。明確な処方箋をもっている分けではない。

がんばれ「はやぶさ2」(どころでは無いな。。。)





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